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                                                   私のさくらんぼ園

親から畑をゆずりうけて、最初は趣味で始めたさくらんぼ園でしたが、面積がだんだん増

えてきて倍以上にしてしまいました。 雨よけハウスもDIYで自分で建てました。毎年少

しずつ建設して10数年目の今ではほとんどのさくらんぼ畑に掛けてしまいました。うけ継

いだ時に植えてあったさくらんぼの木は、ほとんどナポレオン等の加工向けのさくらんぼ

でした。ナポレオンの真っ赤に熟した実は今でも最高のおいしさですが、木の頂上部の

数える程しか取れません。農家の収穫時の特権の様なものでした。

ほとんどは加工用として黄色の内に収穫され、着色、シロップ漬けされ、形以外は別のも

のになって売られていました。熟したさくらんぼを食べている農家は、さくらんぼの本当

のおいしさを知っていたので、加工した味、色を本物と思われる事に歯がゆさを感じてい

たのでした。しかし、さくらんぼは痛みやすく、デリバリーの発達していなかった当時は

どうしようもなかったのでしょう。

これからは、加工物でなく生食出荷という事で、他の農園では30数年前より生食用の佐

藤錦に植え替えられてきた訳ですが、当園では他より10年以上遅れましたが、私の代で

佐藤錦にほぼ全面的に切り替えました。塩と酒でお清めし、永年の労に感謝し、チェーソ

ーで切倒し、バックホーで根を掘り起こし、整地し再び苗木を植える作業は家族総出の仕

事でした。当時幼稚園児だった子供たちは大人になってしまいました。

さくらんぼは一人前に収穫できるのが十数年を経てからなので長期計画です。現在も紅

秀峰、紅てまり、月山錦、紅佐藤などを毎年植えていますが、誰が収穫するのか決まって

いないのが実情です。(苦笑) 多分娘が?

平成19年度は、新品種として「花笠錦、おばこ錦、紅夢鷹」を植えてみました。種類が

多すぎて分からなくなりそうです。

 従って、当園のさくらんぼは若い木が大半です。人間で言えば10代の若者といった所

でしょうか。今からが最盛期をむかえ年々収穫が増えて来ます。

私が観光さくらんぼ園を始めるきっかけになったのは、農園でナポレオンの木を倒してい

た頃、観光さくらんぼ園も多かったのですが、ある若者がさくらんぼ狩りをさせてほしい

と来たときでした、遠くから来たとの事でしたので気軽に「こんなんで良ければいいよ」

と少しだけあった佐藤錦の木で、さくらんぼ狩りをしてもらったのですが、その人たちが

非常に感激してさくらんぼ狩りをしているのを見たとき、ああこういうのもありだなと思

ったことでした。

最終消費者が見えるのもいいな!、それに喜んで収穫してもらって、お金まで置いて

もらって!悪いな、もうし訳ないな、もっとおいしいさくらんぼを作らなければと思

って、もっと多くの人にも、完熟したさくらんぼの美味しさを体験していただきたく考え

さくらんぼ狩りを始めたのでした。

私の町寒河江市はサクランボの生産量としては約2000トンですが、優れた品質と広大

な観光さくらんぼ園を誇り、日本一さくらんぼの里として全国にその名を知られています。

   私のさくらんぼ栽培面積は40アール程ですが、佐藤錦をはじめナポレオン、 高砂、 月山

錦、南陽、最近の品種では、 紅さやか、紅秀峰、紅てまり、べに佐藤などを作付けしてい

ます。( サクランボの種類は、我が国では約40種類が食用として栽培されているが、

世界全体では1500種類以上のさくらんぼがあるといわれています。

写真で雨よけハウスの様子がみてとれると思います。 雨の中でもサクランボ狩りは大丈夫

ですよ。でもハイヒール等でのサクランボ狩りはすすめません。

   サクランボ狩りは早いもの勝ちのところがあるので、収穫の時期を確かめできるだけ他

の人よりも早く来たほうがよいと思います。 連絡を下されば適確期を予想してお教えし

ます。(メールで)

         

   

平成18年5月作業小屋に電気が点りました。太陽電池のパネル4枚によるソーラー発電で

す。(平成18年10 月完成)すべて手作りのため格好はよくありませんが、夜もバッテリー

に蓄えられた電気で明かりが付きます。H19年度のさくらんぼ狩りシーズンより梱包機な

どの動力源として活躍してくれています。

平成19年度の設備でパネルを2枚増設しましたので。合計6枚、最大出力870wとなり

ました。