仮面ライダーアギト  TOPへ戻る  機動部隊とその記録へ戻る


1話〜13話

14話〜26話


第39話

 ついに始まったアギトVSアギトの戦い!必殺のキックで相打ち!またしても決着は持ち越し。

 それにしても氷川さん、面白いなぁ(笑)。小沢さんの「氷川のよく知る意外な人物」から北條さんに詰め寄り(しかも高級料理店というのがいかにも北條と会うためらしくてステキ)、さらに北條さんの「よく知る意外な人物」から河野さんへ……でも、それは失礼ですな(笑)。それにしても小沢さんと北條さんの台詞が同じなのが非常におかしい(笑)。そして、いつまでも気がつかない鈍感な氷川さんも(笑)。あ、もちろん全く論外な尾室君もね(笑)。君は黙って焼き肉喰ってなさいっての(笑)。

 そして、どこまでも生死をさまよう涼の元に、真「翔一」こと沢木登場。再び涼の命を救うべく、今度は真島君の「アギト」の力を涼に与える。しかし、アギトの力が子供の姿を借りて涼に取り込まれる、ってことはやっぱりその力は未熟ってことなんでしょうか?

 再び相まみえるアギトとアギト。そしてその戦いのさなか、ついに涼がギルスが目覚める!その描写は、凌駕もと水泳選手であることを抜きにしても、水をベースにしたとても生物的なというか、生命の誕生の雰囲気というか、非常に生っぽく、ギルスの復活にふさわしい演出であったと思います。はたして、その力を涼は使いこなせるのでしょうか?暴走しそうな雰囲気がひしひしと伝わるのですが……?

 さて、ある意味アンノウン以上の力を持つために、アンノウン以上にタチが悪い「木野」アギト。彼が3ライダーと共闘することはないのか?

 

第38話

 さすがは北條さん、アギト=木野ではないにしろ、あっさり翔一を解放してくれはしませんでした。警察からの追求にめんどくさくなって、アギトであることをばらしてしまった翔一。なぜアギトになったのか?を探るため、逆行催眠にかけられるも、彼があかつき号の生き残りであることを北條に知らしめるだけだった……。

 涼を殺そうとする木野さんに抵抗したのは左腕の弟だった……。そんな木野さんの元に真「翔一」こと沢木が接近。アギトの存在する意味を語る。彼が自分のことを「アギトを葬ったモノ、これからアギトを救うモノ、神を裏切ったモノ」という彼の台詞も気になりますが、アギトとは人間の可能性を否定するモノと戦うために力だと彼は言う。その力をただ自分のためだけに使おうとする木野さんの行動に、ついに氷川の目も覚めることになる。「あなたはアギトじゃない!」

 そして木野「アギト」と翔一「アギト」との戦いが切って落とされる!ってかんじのラストが格好いい!すばらしい引きです、まるで最終回にむけての引きみたい(笑)!

 しかし、今回の小沢VS北條のバトルは小沢さんの圧勝(笑)!アギトの正体を突き止め意気揚々とする北條に対して、あっさりアギトの正体を言い当てたり、膝蹴りをくれて翔一を連れ出したり(笑)。しかして、アギトの正体が翔一であることに対して、納得し、満足そうな小沢さんがいい感じでした。やっぱり小沢さんには敵わないのか?がんばれ北條さん!

 

スペシャル

 話的には34話と35話との間に放映されたモノですが、単なる総集編というわけでもなくて、なかなかこった作りになってますよね。まさに特別編といった感じです。本編の流れを継承しつつも、本編とは話の違うところもあり、それでいて、見所満載で、しかも最後に映画への複線もあったりと、いい感じでしたねぇ。

 まず、何気ないオフィスの風景が、不可思議な死亡事故で一転。アンノウンによる不可能犯罪、人間が一瞬にして灰になってしまうその現象は、ビジュアル的にも普通の犯罪でないことを印象づけ、アンノウンの恐ろしさをアピールするのに十分すぎるくらいでした。

 そして、翔一の過去が少しだけあかされる。国枝との出会い、記憶喪失で沈んでいた翔一の心を救ってくれた恩師。この国枝役の京本正毅がやたらとかっこいい(笑)!だいだい、この人はオタクなのに芸能人で格好いいなんて、卑怯です、ずるすぎます(笑)。

 それはさておき、必殺のケリも効かない強敵のアンノウン、カブトムシ怪人に対して、新フォーム「バーニングフォーム」で戦うアギト。しかし、その力故か暴走し、国枝まで襲ってしまう。そのショックに耐えきれない翔一は思わず逃げ出してしまう。「俺が俺でなくなってしまうなんて……」その言葉が胸に刺さる国枝。その言葉は、息子が最後に残した言葉。アギトになることに耐えきれず、死を選んでしまった息子の言葉だった。

 「おまえはアギトに負けるな!」力を持つこと、姿形が人間でなくなること、そして、得体の知れない怪人との死と隣り合わせの戦い。それらに対する恐怖よりも、立ち向かう勇気を持つ。それが「アギト」に負けないことなのかも知れませんね。

 警視庁でも動きがあり、対アンノウン用量産型試作G3、G3-MILD(笑)。確かに尾室くんにはぴったりかも(笑)。誰でもできるんだから、と勧める小沢と氷川の悪意のない言葉に、かえってひどいなぁと思いましたが(笑)。でも、このG3−MILDがG3-Xを助ける大活躍!早々と戦闘不能になってしまったものの、自分のバッテリーパックとG3-Xのとを交換し、ピンチを救う!今年一番の活躍ではないでしょうか(笑)?このときの出動では、G3が並んでみられたんですから、流石スペシャルですよね。

 ただ、話の流れから涼の出番はあまりありませんでしたが、北條を見つけて「アンタは一度殴りたいと思ってたんだ」と殴り飛ばすところは笑えました。いっぺんこの人に殺されかけてるんですもんね。逆にパンチ一発で許してもらえたんだから、良かったですね北條さん(笑)。

 さて、ラストのバトルシーンではG3-Xのピンチにギルス、アギトが加わり3ライダーの共闘。本編でもなかなか見られないだけに、思わず興奮してしまいます。そして、「シャイニングフォーム」パンチやキックに残像が残り、スピード感や透明感がでていて格好いい!そしてシャイニングカリバーでのフィニッシュは爽快感があって良し!でも、尾室くんにアギトとギルスの正体はばれなかったのかしら?

 といった感じで、シャイニングフォームへの変化のくだりや、翔一の正体が北條にばれるくだりなど、本編とは違う場面もありましたが、登場人物などにテロップがでたり、アギトの世界観をしっかり出していたりしていて、今までアギトを見たことがない人でも、けっこう楽しめたのではないでしょうか?また、本編を見ている人にとっては、特別編ならではの話や演出を楽しめたのではないでしょうか?シャイニングフォームへのくだりなんかは、本編でやってほしいくらいですよ(笑)。また、あかつき号や謎の黒服の青年とかナゾの多い部分にはあえてふれなかったのも良かったと思います。

 これを見て、アギトって面白そう、と思ってくれる人がいたらつくっている方も、今まで見ていた人も嬉しいんじゃないでしょうか?ラストシーンなんかは、画を見た人なんか「にやり」って感じですよ(笑)。

 

第37話

 ついにアギトの正体をつかんだ北條さん!……ちょっと違うけど(笑)。氷川さんも同じく勘違い。まあ、シルエットで見ただけだからねぇ。アンノウンと戦うモノといえば、ギルス以外アギトしかいませんしね。

 小沢さんの意見もなるほどですね。純粋な人なんて胡散臭い。不純であるから人間だ。その通りかも知れません。木野の抱える光と闇。涼、翔一、氷川それぞれのライダーをますます巻き込んでいくのか?

 さて、ついにでましたシャイニングフォーム!太陽の光を浴びてなんの脈絡もなく(笑)!

 新フォームはお話とは全く関係のないことだと言うんでしょうか?もうちょっとうまく絡めてもいいんじゃないのかなぁ?それともその辺はスペシャルでやっちゃったからいいんでしょうか?

 さて、アギト捕獲(2回目)に燃える北條さん。木野=アギトを捕まえた!と思いきや翔一!?どうすんの?北條さん?

 

第36話

 OPが変わった!歌が変わったのはともかく、画像がなんだか曰くありげというか、思わせぶりで気になります。前より明るくない気がしますが……、お話はすさんでいく一方、ということでしょうか?

 うーーん、やっぱり怪しい(笑)。凍傷で失った腕を弟の腕を移植して補い、医師免許を剥奪された医者。むしろその手術をした人の方が奇跡だ(笑)!弟を救えず、死んだ弟の腕を移植したことが相当のトラウマとなっているのか、「唯一」のアギトにこだわる木野さん。アギトへの兆候がでたっぽい真島君を手にかけようとしたり、涼にケンカふっかけたり、よく分かりません(笑)。

 でも、アンノウンが出現すると、反応したり、必殺技のキックが同じだったり(アギトマークは若干違うようですが)その辺はアギトなんですよねぇ。口は開くけど(笑)。

 同じ変身できるモノに狙われる涼はどうなるんでしょう?同じ力を持つモノが、その力を人を救うために使っていたことに感銘を受けていただけに、今後の展開が気になります。

 

第35話

 前回まであんなに怯えていたのに、新フォームになった途端に、あっさり撃退。それほどまでに強力なのか?バーニングフォーム?そして、「あの方」と呼ばれる謎の黒服の青年はやっぱりラスボスか?そして、あのアンノウンは彼の一部なのか?

 それにしても、怪しい(笑)。怪しすぎるぜ、木野さん(笑)!

 突然通りかかって、人を助けて無理矢理オペに持ち込み、あまつさえ自分でオペ!しかも、2時間半のオペを40分で完了。さらには、依頼を受けて外来オペ!しかも報酬はお望み通り。アンタはブラックジャックか(笑)!

 その上、あかつき号メンバーのリーダーで、変身までしてしまうこの男。怪しいと言わずして、なんと言おう?だって、マフラーまでしてるんだよ?藤岡弘じゃないのが不思議なくらい(笑)。

 しかし、その変身した姿、戦い慣れたその身のこなし。だてに年は食ってない?!ギルスの力任せの勢い攻撃なのに対して、洗練された感じもします。

 うーーん、怪しい(笑)!

 

第34話

 ついに覚醒!アギトの新フォーム。CMでは前からでてますし、映画やらスペシャルやらでもうバレバレだったわけですが(笑)。逆に、いつでるのか?どのような形で変わるのか?別の意味で期待してましたが。意外にあっさりと(笑)。

 しかし、その強さは以前とは別物。燃える拳の一撃で、ギルスもG3−Xも敵わなかったカマキリ怪人を粉砕!んー、でもいきなりすぎて、え?って感じもします。まあ、その予兆はあったわけだし、怯えた心をふっきったってことで、新たなる力が覚醒したってことでしょうから、そんなに拍子抜けする必要はないんですけどね(笑)。

 そういえば、お互いの正体を知ることとなった二人、翔一と涼。なんだか妙な親近感もあり、お互いの境遇の違いを感じたりとなんだかいい感じでしたね。変になれ合うのではなく、自分の目的を持ちつつそれぞれ独立した「人間」としてのつきあい方ができる、って感じでした。氷川さんもこういう関係になれるでしょうかね?

 さて、その氷川さんといえば、「アギトでもなければ、なるべきものでもない」とその俗物っぷりを宣言されてしまいましたが(笑)。うーん、イチゴもつぶせないような不器用さではいたしかたないか(笑)?

 

第33話

 アギトを圧倒したイルカ怪人を圧倒するギルス。再デビュー戦はバッチリですね。そしてやはり操られていた真澄さん。そして操っていたのは、なんとあかつき号を襲った張本人!

 さあ、急展開!やはりあかつき号メンバーはアギト予備軍。そして、そのことを自覚している。しかし、変身する可能性があるのは、彼らだけではない。そして、よみがえる翔一の記憶。あかつき号を襲った張本人は、翔一をも襲っていた。敵わない、という思い、こみ上げる恐怖。ここまで怯える翔一は初めてですね。とすると、やはり、あかつき号での唯一の行方不明者は、翔一か?

 それにしても、アギトを葬ったというこの怪人。あの謎の黒服の青年も一目置いているようですし、かなりの力を持っているものと思われますが……。

 しかし、今回の一番の見所は、翔一と涼がお互いの秘密に気づくところ!翔一=アギト、涼=ギルス、ということがお互いに分かってしまいました。また、氷川と涼もお互いの正体を知りましたね。そしてアギトの正体を知らないのは氷川のみとなりましたが、それが知られる日も近いようなきがします。

 お互いの正体を知ったとき、どのように気持ちが変化するのか、どのようにこれから関係が変わっていくのか、楽しみになってきましたね。

 

第32話

 さて、早速涼を復活させようと試みる「真」翔一。「この世にはアギトなるものが必要なのだ」といい、真魚に力を使わせる。その力で涼の目が開く!って瞬間にいなくなる「真」翔一。思わず逃げ出す真魚。黙っていなくなんなよなぁ(笑)。そして真魚の腕には異変が……、涼が変身したあとのようになってましたね。力を使った後遺症か?

 やっぱり相良の死を聞いてどっか行ってしまいましたね。メガネのおねいさんこと真澄さん。頼りの木野さんの所にいくも、不在。次々と仲間の所に転がり込むも、次々殺されていくあかつき号メンバー。結局元のアパートへ戻ってくる羽目に。その上、突然「人でないものは滅べばいい」といい襲いかかってくる始末。何か操られてるの?それとも本性?

 はっっ、それで前回彼女を襲おうとしたカニ怪人を別のヤツが止めていたのか?

 何はともあれ、自分探しの旅を終えた真魚は美杉家に帰ってきました。居場所を探しているのは自分だけじゃない。それが分かっただけでもよかったのかもね。でも、こういう思いってのは、今を生きている多くの人が気づいていないことなのかも知れませんね。自分だけじゃないって気づくことも重要ですよね。

 それにしても、真魚をめぐって周りの男どもの右往左往する様は面白かったです。氷川さん、小沢さんから言われたことをそのまんま伝えてどうする(笑)?とかガラス細工の値段をきいといて、値段に憤るなよ(笑)とか面白かったです(笑)。

 さて、復活した涼=ギルス!完全復活なのか?

 

第31話

 真魚を追いつめる北條の言葉。制御できない力におびえる真魚。父を殺めたのではないかという、疑念に囚われ続ける。その力はついに翔一までも襲ってしまう……。

 そして突然拉致されてつれてこられた場所は、あのあかつき号メンバーの部屋。監禁されて仲間になるように促される真魚。自分を連れてきた男、相良の「自分の居場所はあるのか?」という問いに揺れ動く真魚。このまま仲間になってしまうのか?

 と思いきや、カニ怪人襲われ重傷を負った相良の衝撃の告白。「超能力を使って襲ったのは俺だ」そして自分の居場所が見つかるといいな、と言い残し事切れる相良。その悲しみに、真魚の力が真に覚醒する!

 さーて、ここまでは「真」翔一の思惑通りなんでしょうか?涼をよみがえらせる手はずは整ったんでしょうか?でも、またしても殺されてしまったあかつき号メンバー。これでまた、あのメガネの女の人がわめき散らすのでは(笑)?

 それにしても、今回のバトルシーンはいりませんでしたね。何か、気合いも入ってないし。スライダーモードだしとくかー、みたいな。

 

第30話

 がびーん……死んじゃっていたのね、涼は……。傷つき、迷い、苦しみの果てに命を落としてしまった涼が可哀相ですねぇ。そんな涼を生き返らせようと、「真」翔一が動き出す。先日覚醒させた例の男の治癒能力を使うも失敗。そして矛先は真魚へ……。

 さて、テニス部に入部してから良いことがない真魚ちゃん。今回は先輩にいじめられまくり!つーか、素振りぐらいさせろよ(笑)!なんかもう、始めっから苛めるオーラがにじみでてますよ先輩(笑)!しかし、「真」翔一に無理矢理力を覚醒させられたおかげで、ますます不幸街道まっしぐらの真魚ちゃん。はたして、彼らの思惑通りに、涼の復活なるんでしょうか?

 そうそう、そんな超能力者の会話、聞きました?「俺たちはアギトになるんじゃないのか?」「彼(ギルス)も君たちの未来の姿だ」。なんと、あかつき号の彼らはアギト&ギルス候補生?つーか、超能力者=アギト予備軍って事?ううむ、じゃあ、アンノウンが襲うのもむべなるかな。でも、じゃあアンノウンって結局何者なんでしょう?ま、それはそれとして、あかつき号生き残りの面々は、翔一がアギトになったところを目撃しているんでしょうかね?さらに、行方不明者一名というのはやはり翔一なんでしょうか?ナゾがようやく見えてきたようです。

 それにしても、前回ようやく一矢報いたのに、やっぱり美杉家では翔一のペースに巻き込まれる氷川。そして意外なところで、超能力者に襲われたことがトラウマとなってしまっていた北條。手巻き寿司が食べられなかったのは気の毒ですが、ちょっとおかしかったです(笑)。

 

第29話

 珍しく戦闘シーンじゃないOPでしたねー。

そしてついに、氷川君、翔一に勝利!!

 いやー、今まで翔一のペースに幾度となくやられてきた氷川がついに一矢報いましたよ(笑)。ようやく自分の得意分野で勝負ができたことが勝因でしょうね。でも、ダブルス後のヤケ食いは凄すぎ(笑)。小沢さんのザルっぷりに匹敵する大食らいっぷり(笑)。こうでなきゃG3チームは務まらないのか(笑)?あと、黙々と素振りをするテニス部員とか、黙々と練習するチアリーダーとか、突然乱入してきて氷川に一回だけ吠えて去っていった犬とか。いい〜〜感じでした(笑)。

 それにしても、そんな二人の初の協力プレイ!けっこう名コンビっぷりを発揮しているじゃないですか。さらにそのあとにアギト&G3−Xの連携フィニッシュ!二人並んで背中を見せて去るところなんか、けっこういい感じです。バトルシーンはあっさりしてましたが(笑)。

 さて、川で突っ伏したまんま、忘れられていた感のある涼。このままじゃ終わらない?

 

第28話

 のっけから「数週間前」とは、いつもと雰囲気が違いますね。つーか、今回はハイビジョン放送じゃない?というより、完全な番外編。

 それにしても、これってものすごく「仮面ライダー」なんじゃないの?

 なぜかというと、異形の者としての宿命を背負い、人知れず忍び寄る悪を倒す、孤独なヒーロー。愛する者はなく、ひたすら苦悩を抱え、それでも生きて行かざるを得ない者。それが仮面ライダーではなかろうか?突如ヒトでない者になり、同じ異形の者に襲われ、生死をさまよいながらも、生きて行かざるを得ない涼は、まさに仮面ライダー!と思うんですが、いかがなもんでしょうか?

 さて、今回の話をもうちょっと違う視点で見ると、「アギト」の中でも一番の不幸者「涼」を、可哀相に思った脚本家「小林靖子」の思いやり(笑)?という気もします。ギルスは「強い」からという理由で、アギトでは一番人気だそうですが、私生活は不幸まみれ……。そんな彼を慕ってくれている子供達の為のおはなしだったんじゃないかなぁと。だいたい今まで子供なんて絡んでこなかったじゃないですか?これはもう、わざととしか思えない(笑)。また、涼の笑った顔を見せたかったのかも知れません。前回まで不幸街道まっしぐらで、目も当てられなかったですから、でもまだ彼は水の上に浮かんだままなんだよなぁ……。がんばって!涼。

 そんなギルスファンサービス放送だからなのか、回想シーンだったからなのか画面がハイビジョンでなくて、見やすい感じがしました。いやー、それにしても今回の北條さんは、なんだか刑事っぽい(笑)!この人もがんばって!

 

第27話

 結局翔一の過去は振り出しに戻ってしまったって事なんでしょうか?翔一の本名もわからずじまい。でも、なぜ、記憶が突然戻ったり、記憶喪失に戻ったりしたんでしょう?

 さて、今回は真魚や美杉家と絡む所は普通の色、涼を助けた超能力者の場面は「青」、翔一と「真」翔一の場面は「黄緑(?)」、そして翔一が我に返る場面は「赤」と、場面ごとにカラーが分かれているのが印象的でしたね。

 それにしても、今週の大不幸者大賞は葦原涼!いつも通りに変身したあとの昏睡から目覚めてみれば、ガスで体は弱ってるは、よくわからない女に花瓶で襲われるは、あまつさえ、超能力者の有無を言わさぬ攻撃されるはで、這々の体で逃げ出す始末。何か、悪いことしたのか?って感じ。

 ギルスの攻撃で水に落とされて記憶が戻った翔一が、同じように川で涼が昏倒して記憶喪失に戻る、というのは何か因果関係があるのでしょうか?また、記憶が戻ったことによって新フォームが出現したってことは、もうあのフォームはしばらく見られないって事?

 相変わらず、謎が少し解けたような深まったような、そんな感じで3クール目に突入。やっぱ、こういうのがアギトのカラーなんでしょうね。はっ、そういえばG3チームが一回も出てこないなんて珍しい……。