萱葺き屋根の秘密

このページでは、平成十五年度「獅子宿燻亭」茅葺き屋根改修の様子を写真を交えながら紹介します。

さて・・・茅場にきました。
茅刈りの始まりです。
 茅葺き屋根は自然の素材を使っているため、定期的に修理をしないと雨漏りしたり茅が抜け落ちて穴があいたりします。
 屋根の材料となる茅は前の年の秋に刈っておき、軒下など雨のあたらないところへ保存しておきます。
 雪国では、ついでに家の雪囲いや風除け(かざらい)に使ったりします。
 茅は冬の間乾燥させておき、春から夏にかけていよいよ屋根の改修作業が始まります。
 上の写真にあるような状態の茅を、長さ1メートル程にカットして、屋根の下の方から古い茅を取り出しつつ、使えそうなものは残して新しい茅を差し込んでいきます。
 職人さんは笑っていますが、獅子宿の茅葺き屋根はとても急勾配で、しかも足場は細木一本があるきりなので、立っているだけで足がすくみます。
 ちなみに、写真にある茅の束を持って、下からはしごを登り、ここまで運ぶだけで息が切れます。
かなり上の方まで茅が差し込まれました。
もうここで普通の2階建ての家より高い場所になっています。
写真を撮るにも足が震える高さです(汗)
茅がボーボーです・・・・。
どうするんでしょう?
 上まで差し終えると、細木をはずしながらはさみで形を整えていきます。
 この時、特に設計図や印があるわけでもなく、職人のカンではさみを入れていきます。
 仕上がった萱葺き屋根は・・・・。
 本当に息を飲む美しさです、青い空に出来立ての屋根が金色に輝いて見えます。
 獅子宿燻亭では、毎年のように屋根の改修をしていますので、運が良ければ出来立ての茅葺き屋根に出会えるかもしれませんよ。

「工芸舎獅子宿」では茅の販売もおこなっています。

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