
| 「数量の基礎、数と計算」の観点 |
| 1段階 |
| 1 目の前で隠されたものを探す |
| ・遊びを通して、物に注目したり推測したりする力を育てる。 |
| 2 身近にあるものや人の名前を聞いて指す |
| ・「どっち?誰?」などの問と手や指で指し示すことの関の理解。 ・移動や散歩などをで「どっちに行く?」などと意識して日常生活で使ったり選択できる力を育てる。 |
| 3 形や色の同じものを選ぶ |
| ・モザイクパズル(学研)などで遊び、後片付けを通して形,色に分けて弁別する。 |
| 4 おもちゃや道具などを分類して整理する |
| ・プレイルームや体育館での活動の後片づけを通して、道具と収納する場所を関連づける。 ・絵などで収納場所を提示する。 |
| 5 分割した絵カードを組み合わせる |
| ・完成した絵カード見せ、その後分割する。 ・絵のイメージをもたせることで、目標を設定する。 ・完成図の提示。 ・少しずつ増やしジグソーパズルなどに発展。 ・パズルの数が多い場合は、一部をのりなどで貼り付けて調整する。 ・作っては壊す使い方、作品として掲示する使い方など。 ・子どもだから「パズル」なのではなく、形の弁別、目標をイメージして向かう姿勢、一つのパズルを位置を変えてあてはめようとする工夫や耐性及び集中力、あてはまらない部品をあきらめて気持を切り替えて新しい部品に移る力、できたときの喜びなど、数学的な分野のほかに気持を揺さぶる大切な教材ととらえたい。 |
| 6 関連の深い一対のものや絵カードを組み合わせる |
| ・日常の生活で体験しているもの、あるいは体験できるもの。 ・生活単元学習などでの実物を使っての組み合わせ。 |
| 7 対応させてものを配る |
| ・プリントなどの配布。 ・給食の配膳。 |
| 2段階 |
| 1 形、色、大きさなどで分類する |
| ・モザイクパズル(学研) ・ぺグさし(学研) ・工作での貼り付け作業などとの関連。 |
| 2 身近なものを用途などで分類する |
| ・食べ物、勉強道具、遊び道具など。 ・買い物かごなどに分けて整理。 |
| 3 1対1の対応により数の多少が分かり、多い方(少ない方)を指す |
| ・プリントなどの配布時。 ・給食の配膳時。 ・おやつの時間でのお菓子分け。 |
| 4 身近にある具体的な事物を数える |
| ・日常生活での物の数え。 ・数唱と物の数との関連。 |
| 3段階 |
| 1 具体的な事物や事柄の順番が分かり、順序数を唱える |
| ・日常生活での物事の順序。 ・遊びなどでの遊具を使う順番。 ・身体検査や検診などでの順番。 |
| 2 数字を読んだり、書いたりする |
| ・数字と具体物との関連を如何に図るか。 ・カードに数字と物や点の記入とその大きさの比率の工夫。 |
| 3 必要に応じて具体的な事物を加えたり、減らしたりする |
| ・日常生活での具体物の操作。(○○さんが欠席だから、牛乳1本を減らそうなど) |
| 4 簡単な数の範囲で数えたり、数字を読んだり、書いたりする |
| ・具体物の数と数字の関連がわかる。 ・数字を書く練習(くもん式などのプリント) |
| 5 簡単な加法や減法を用いる場合が分かり、初歩的な計算をする |
| ・パソコンでの基礎学習・・・一貫した反応のため理解がしやすい場合がある。自閉的傾向の児童との授業で、理解させることがなかな難しかったが、パソコンでしたところスムーズな理解につながった。推測される理由として、日ごとやその時々によって「あわせると」「みんなで」「いっしょにすると」など知らず知らずにうちに指示が違っていた。その点、パソコン自体の魅力のほか、一貫した明確な反応がある(音、花まる)ことが理解のしやすさにつながったのではないかと考える。 |
| 6 まとめて数えたり、等分したりする |
| ・10の束 ・○個ずつ |
| 7 やや広い範囲の数を数えたり、数字を読んだりする |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 8 加法や減法の計算をする |
| ・児童生徒の発達段階によっては、電卓での計算(操作)に割り切ることも必要。(生活のしやすさにつながるかどうかが問題) |
| 9 簡単な乗法や除法の意味が分かり、初歩的な計算をする |
| ・児童生徒の発達段階によっては、電卓での計算(操作)に割り切ることも必要。(生活のしやすさにつながるかどうかが問題) ・実際の生活で使う。 |
| 10 簡単な計算機を使って計算する |
| ・児童生徒の発達段階によっては、電卓での計算(操作)に割り切ることも必要。(生活のしやすさにつながるかどうかが問題) |
| 11 温度計や体温計の目盛りを読む |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 12 生活の中で必要な数を数えたり、数字を読んだり、書いたりする |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 13 数式が分かり、生活の中でいろいろな計算をする |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 14 必要に応じて計算機を使って計算する |
| ・買い物学習 ・児童生徒の発達段階によっては、電卓での計算(操作)に割り切ることも必要。(生活のしやすさにつながるかどうかが問題) |
| 「量と測定」の観点 |
| 1段階 |
| 1 数量の多少、大小などを比べ、多い少ない、大きい小さいなどに気付き、差が大きい場合に多い方、大きい方をとる |
| ・おやつの時間のお菓子選びなど。 |
| 2段階 |
| 1 大きい小さい、長い短い、広い狭い、重い軽いなどが分かり、比較する |
| ・具体物を使ったり、身近なものでの比較。 ・体験できる場の設定。 |
| 2 身近にあるものを使って、長さ、重さ、容積を比べる |
| ・具体物を使ったり、身近なものでの比較。 ・体験できる場の設定。 |
| 3段階 |
| 1 遠い、近い、深い、浅いなどが分かり、比較する |
| ・距離の比較 ・プールでの体験 |
| 2 長さ、重さ、容積を表す単位が分かり、ものさしやはかりなどの扱いに慣れる |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 3 単位の関係が分かり、生活の中で測定用具を利用し、いろいろなものを測定する |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 「図形及び数量関係」の観点 |
| 1段階 |
| 1 円、正三角形、正方形の見本を見て、同じ形のものを選ぶ |
| ・基礎的な形の弁別。 |
| 2段階 |
| 1 遊びや日常生活の中で、できたら○、できなかったら×など、○×記号の意味が分かり使う |
| ・遊びのなかでの星取表 ・生活の中でのチェック表 |
| 2 丸、三角、四角などの名称を言ったり、指をさしたりする |
| ・特徴を捉えた、形の弁別。 |
| 3 上下、前後などが分かり、生活の中で使う |
| ・ロッカーの位置 ・整列 |
| 4 身近な生活の中で使われている○×などの表が分かり、記入する |
| ・遊びのなかでの星取表 ・生活の中でのチェック表 |
| 5 簡単な生活の処理を図表や○×などの表で表す |
| ・遊びのなかでの星取表 ・生活の中でのチェック表 |
| 3段階 |
| 1 円、三角、正方形、長方形が分かり、それらをかく |
| ・名称と形の認知 ・補助線をなぞる ・特徴を捉えた描き方 |
| 2 自分を中心として左右が分かり、指をさす |
| ・日常の生活での経験 |
| 3 正方形、長方形、正三角形、直角三角形などのおおよその特徴が分かり、それらをかいたり、作ったりする |
| ・名称と形の認知 ・補助線をなぞる ・特徴を捉えた描き方 |
| 4 絵グラフや棒グラフを読んだり、書いたりする |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 5 正方形、長方形、正三角形、直角三角形、円、辺、頂点、直角などがわかり、それらの言葉を正しく使う |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 6 定規やコンパスなどを使って、いろいろな図形をかく |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 7 いろいろな図表やグラフを読んだり、書いたりする |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 「実務」(時計や暦) |
| 2段階 |
| 1 朝、昼、晩の違いに気付く |
| ・日常の生活の流れと外の明るさや時間などとの感覚 |
| 2 学校に行く日(授業日)と行かない日(休業日)があることに気付く |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 3 時計で大体の時刻を読む |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 4 今日の日付や曜日が分かり、暦を見て読む |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 5 時刻を読んだり、簡単な時間の計算をしたりする |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 6 日課表や時刻表を読む |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 7 乗り物などの時刻表を読む |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 3段階 |
| 1 暦のおおよその仕組みが分かり、その扱いに慣れる |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 2 生活の中で、時計や暦を利用し、時間や日数の計算をする |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 3 金銭のねうちが分かり、買い物をする |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |
| 4 金銭に関する実務が分かり、生活の中で使う |
| 具体的支援内容表記欄 ※各行間に、実際の指導場面での手立てなどを活用されての声とともに盛り込み、みんなで多くの「支援の引出し」を共有できればと考えています。 |