目 標
日常生活に必要な国語についての理解を深め、表現する能力と態度を育てる。

@「日常生活に必要な国語についての理解を深める」とは、
・日常生活に必要な国語を理解する能力
・国語で表現されたものの内容や事柄を理解する能力を伸ばすこと


A「表現する能力と態度を育てる」とは、
・日常生活の中で、国語を使って様々の事柄を表現する能力
・表現しようとする意欲や態度を育て、伸ばすこと


学習内容
「聞く・話す」の観点
(1)話の内容を大体聞き取る
(2)見聞きしたことを相手に分かるように話す
ポイント 学習内容
話の内容を大体聞き取る ・日常生活の中で、教師など周りの大人の説明や家族、友達の話を聞いて、その内容をおおよそ理解する
・簡単な放送や録音を聞いて内容の概略を聞き取る
・簡単なメモを取りながら聞く
・指示や説明を聞き取って行動する
見聞きしたことなど ・見聞きしたことや体験したこと、自分の意思、人への伝言などを、状態や動作を表す言葉を使い、事柄の順序をたどって、おおよその要件を話す
例えば、
学級会などで自分の意見をみんなに分かるように話したり、人に尋ねられたときははっきりと応答したりできるようにする。その際、「いつ、どこで、誰が、何を、どうしたか」に沿って話したり、発音、速さ、声の大きさに気を付けて話したりすることができる。」さらに、自分の家族の名前、住所、学校や学年などの簡単な自己紹介がきちんとできたり、必要に応じて相手に合わせてていねいな言葉を使ったり、電話などでの基本的な応答の方法を学んだりして、社会的に必要な「聞く・話す」力を伸ばす。



「読む」の観点
(3)簡単な語句、文及び文章などを正しく読む
ポ イ ン ト 学 習 内 容
簡単な語句、文及び文章などを正しく読む 例えば、
・やさしい物語文を読み、時間的な順序や事柄の順序などを考え、大体の内容をつかむ
・自然や季節などの美しさを表した詩や紀行文などにより、情景や場面の様子などを想像し、読むことへの意欲を高め、情景を豊かにしていく
・短い劇の脚本を読むことや演じることを通して、事柄の流れや登場人物の心情などを理解する
・学校や町、公共施設等で目にする、例えば校内の各室の名前、交通機関や乗り場の表示、安全や危険、指示を知らせる標識や案内板、いろいろな店の看板やポスター、広告などの意味が分かって行動できる
・生活に必要な身近なものの使い方や簡単な料理などの作り方の説明書や伝票、領収書などを読む
・興味のある新聞記事や雑誌などを読んだりして楽しみ、潤いのある生活を送る
・生活の広がりに応じて平仮名、片仮名、漢字に加えてローマ字などの文字を扱う
・日常生活における外国語とその意味理解

 


「書く」の観点
(4)簡単な手紙や日記などの内容を順序立てて書く
ポ イ ン ト 学 習 内 容
簡単な手紙や日記など ・年賀状や暑中見舞い、旅行先からの絵はがきの他、近況報告、簡単な礼状
例えば、
体験したことの報告、連絡ノート、飼育動物や植物の観察日記、社会科見学の記録、行事の案内や招待状、卒業文集等
・必要な事柄の前後、時間的な流れと文章全体のバランス
・主語と述語の関係に注意
・句点、読点の使い方、長音、拗音、促音、撥恩、、助詞の使い方
・必要に応じて、漢字や片仮名の使い方
・自分のことについて、氏名、年齢、住所、趣味などについて正しく書く
・ワープロ、コンピュータなどの操作、書き初めなど