| 目 標 |
| 初歩的な造形活動によって、造形表現についての興味や関心を持ち、表現の喜びを味わうようにする。 |
@「初歩的な造形活動によって」とは、
・自然物や人工物など、身近にあるものへのかかわりそのもの
A「表現の喜びを味わうことができるようにする」とは、
・児童自身のみたこと考えたこと、感じたことや想像したことなどを表出する活動によって得られる満足感を味わうこと
| 段階及び学習内容 |
| 「造形あそび」の観点 １段階（１）かいたり、つくったり、飾ったりすることに関心を持つ （２）身近な材料をもとに造形遊びをする |
| 段階 | ポイント | 学習内容 |
| １段階 | かいたり、つくったり、飾ったりすることに関心をもつ | ・見たことや見えるものを児童なりにとらえた色や形で意味づけ（無意図的ななぐりがき等） |
| ・素材の可塑性に興味や関心をもつ（いろいろな素材に触れ、にぎったり押したりして形を変えたり、作ったり） | ||
| 身近な材料をもとに | 児童を取り巻く自然環境、生活環境、学習環境にある造形材料となる素材（土、砂、石、粘土、草木、紙、布、積み木、アルミ箔、空き缶等） | |
| 造形遊びをする | ・身近な材料をもとに、かいたりつくったりする（未分化な状態での遊び） |
| 「表現」の観点 ２段階（１）見たことや感じたことを絵にかいたり、つくったり、それを飾ったりする ３段階（２）見たこと、感じたことや想像したことを、工夫して絵にかいたり、つくったり、それを飾ったり、使ったりする |
| 段 階 | ポ イ ン ト | 学 習 内 容 |
| ２段階 | 見たことや感じたことを絵にかいたり | ・絵や版画に表現 ・見て感じたことが表現としてまとまり自己表現する ・生活の広がりを写し取る表現（身近な人、動植物、自然、体験したこと等をクレヨン、水彩絵の具、カラーペンを使って自己表現の内容が見るものに伝わるようになる） |
| つくったり | 見たこと感じたりしたことを簡単な工作物につくる | |
| 飾ったり | かいたり、つくったりしてできた作品を大事にする | |
| ３段階 | 想像したことを、工夫して絵にかいたり、つくったり | ・色や形を工夫して表現内容をより確かに伝える ・想像したことを表現するために、主題を明確にして題名をつけたり、説明したりする積極的な造形活動 |
| 飾ったり、使ったりする | できた作品に愛着をもち、大事にしたり使って楽しんだりする |
| 「材料・用具」に関する観点 ２段階（２）身近な材料や用具を親しみながら使う ３段階（２）いろいろな材料や用具を工夫しながら、目的に合わせて使う |
| 段階 | ポイント | 学習内容 |
| ２段階 | 身近な材料や用具 | 身近な自然物や人工物、新素材のボード、粘土、石、紙、針金、プラスティック、クレヨン、水彩絵の具、カラーペン、のり、粘着材、ステップラー、はさみ、へら、シャベル等 |
| 親しみながら使う | 材料や用具に使い慣れる | |
| ３段階 | いろいろな材料や用具を工夫しながら、目的に合わせて使う | 材料や用具を増やし、表現の意図にかなう材料や用具の選択の幅を広げたり、工夫したりして、表現を豊かにする |
| ｢鑑賞」に関する観点 ３段階（３）友達と作品を見せ合ったり、造形品などを見ることに関心をもったりする |
| 段階 | ポイント | 学習内容 |
| ３段階 | 作品を見せ合ったり | いろいろな表現の違いに気づき、関心をもつ ・自他の作品に題名や名前を付けて飾る ・作品を見ながら説明したり聞いたりする ・いろいろな作品へ関心を広げ、自分なりによさや美しさ、面白さなどを感じて、見方や感じ方を豊かにする |
